家庭での取組
各家庭には、スマホを含め、ネットにつながる機器は数多くあると思います。スマホ以外でも、契約の切れたスマホ、ガラケー、ゲーム機、タブレット、パソコン…。家庭にWiFiが無くても、近くのコンビニなどに行けばネットにつながります。
そのような道具を、家庭のルール無しに子どもに与えるのは、車に例えると、無免許で高速道路を走らせるようなものです。便利だけど危険を伴う道具を子どもに与える時には、重々注意しなくてはなりません。刃物やライターなどは、子どもの手の届かないところにしまっておくと思いますし、初めて使わせるときは、子どもから目を離さないと思います。
スマホも同じような慎重さが必要です。
- 子どもが巻き込まれるトラブルには、次の7つが考えられます。
- 「犯罪被害・加害」…性犯罪、大麻所持、著作権法違反、名誉棄損罪…
- 「経済被害」…オークション詐欺、オンラインゲームでの課金…
- 「健康被害」…視力の悪化、姿勢が歪む、頚椎への負担、前頭前野の発達の遅れ…
- 「依存症」…ゲーム依存症、動画やスマホに長時間費やす、生活の乱れ…
- 「友人関係のトラブル」…ネットいじめ、オンラインゲームでの仲間外し、噂などの誹謗中傷…
- 「ながら操作」…自転車に乗りながら使用し事故に、歩きながら使用しホームから転落、勉強しながら使用し勉強の効率が落ちる…
- 「不適切な情報へのアクセス」…アダルト動画、大麻等薬物に関する情報、武器に関する情報、自殺の方法…
これらのトラブルを避けるためには、まずは保護者がスマホやネットのことをよく知り、その上で
「家庭のルール作り」
「契約プランの見直し」
「ペアレンタルコントロール」
「フィルタリングサービス」
「普段から親子のコミュニケーションを図ること」 などが大切です。