携帯電話(ケータイ)やスマートフォン(スマホ)等の利用により子どもが巻きこまれるかもしれない問題について親子で考えるサイト

実態・事例

岡山県内の犯罪事例

岡山県内の犯罪事例 ネット犯罪に巻き込まれる可能性は、岡山のような地方都市では起きないように感じる方もいるかもしれませんが、実際、岡山県の子どもたちが巻き込まれたり、加害者になったりした下記のような事例が多数発生しています。

ネット犯罪を身近なものと捉え、巻き込まれないような対策を講じることが必要です。

ネットで犯罪の<加害者>になってしまった事例

他にも、他人の創作物を勝手に複製してネットにアップする著作権法違反などが発生しています。

様々なサイトで犯罪の<被害者>になってしまった事例

出会い系サイトに限らず、LINE、コミュニティサイト(SNS)、会員制ゲームサイト、チャット、ブログなど、インターネットには様々な人と出会うことができるサイトが多数あり、被害が発生しています。また、子ども向けのサイトでも被害が発生しています。

この他にも、ゲームのIDやアイテムを盗まれる被害、オークションサイト等による金銭被害などが発生しています。

SNSや無料通話アプリなどのやりとりにより、知人から被害を受けた事例

SNSや無料通話アプリなどのネットは他人からは見えない関係を作りやすいため、知人との関係が思わぬ方向に進んだ事例です。

子どもが行った行為に対し、親が責任を負う事例

この事例は、親権者の監督不行き届きであり犯罪ではありませんが、大きな被害を被った事例として紹介します。
未成年者が法定代理人である親の同意を得ないで行った契約でも、取り消しが難しい場合があります。

事件にはならなかったものの、事件に発展しかねない事例

この場合は、未然に大きなトラブルは防げましたが、行った行為自体には問題があるため事例として紹介します。

具体的な事例

2018年から2022年に起きた犯罪一歩手前の事例

【事例】
女子中学生が無料通話アプリで知り合った男性と付き合うようになり、男性が県外から会いに来てデートを重ねるうちにホテルに誘われた。

【事例】
小学生の女子児童がゲームの中で知り合った男子高校生と直接会いホテルに誘われた。

【事例】
小学校に、高校生を名乗る男性から抗議の電話がありました。男性によると、その小学校に通う児童が、ゲームの中で暴言を吐いたので、キチンと指導するようにとのことでした。調べてみると、実在する4年生の児童が起こした事案だった。

【事例】
中学生が他校の生徒とSNSでもめて、「殴り込みに行く」と言われたので先生に相談したところ、警察が校門前でパトロールしてくれて大事には至らなかった。

【事例】
中学生がゲームの中で、九州に住んでいると自称する男性と喧嘩になり、男性が「学校に乗り込む」と脅してきて、実際に学校にやってきたので、教員が対応した。

【事例】
小学生の男児が、ゲーム内で使うアイテムが欲しくて、家人の財布から6万円を抜き取ったが、すぐにばれて未使用の5万円を返却した。1万円は小遣いから天引きすることにした。

SNSや無料通話アプリなどを使った被害が増えています。
ネットでの出会いをきっかけに知らない相手と不用意に会うのは危険です。

【事例~SNS、無料通話アプリ】2013年~2018年
SNS、無料通話アプリを通じて知り合った男性に直接会い被害にあったり、自らSNSで援助交際の相手を募集し、売春を行うなどの事件が多数発生しています。売買春事件は、この2、3年で急激に増えています。
また、インターネットの出会い系サイトで知り合い、無料通話アプリ(LINE)のメッセージで「芸能界に入れる。撮影会をする。」などといった嘘で誘い出され、車で誘拐され暴行をうけた事件もありました。

【事例】2000年~2010年
以前は、パソコンのインターネットや携帯電話を利用し、出会い系サイトやコミュニティサイトやチャットをきっかけとして犯罪が起きていました。被害児童は女子中学生や女子高生です。金銭の授受があるケース、写真の撮影があるケースなど、県内でも被害がありました。

ネットいじめ・誹謗(ひぼう)中傷は「犯罪」です。

【事例】2007年10月
岡山県内の女子中学生が自殺し、彼女のブログや掲示板に彼女を侮辱する書き込みを行った同級生が岡山家裁に書類送致されました。

他人のIDやパスワードを盗んだり、ゲームのアイテムを盗むのは「犯罪」です。

【事例】2007年7月
岡山県内の大学生が、IDとパスワードを無断で使ってオンラインゲームサイトにアクセスし、不正アクセス禁止法で逮捕されました。

【事例】2005年8月
岡山県内の中学生が、徳島県内の男性の対戦型オンラインゲームのIDとパスワードを不正に使用し、書類送検されました。

ネット殺人予告・犯罪予告は「犯罪」です。

【事例】2016年11月
岡山市内にあるタレント事務所のホームページの問い合わせ窓口に、同事務所に所属する10代の女性タレントを「刺す」などと書き込んだメールを送信し、脅迫した疑いで自称パート事務員が逮捕されました。

【事例】2008年7月
岡山県内のアルバイト店員の男が、携帯電話を使ってネット掲示板「2ちゃんねる」にアクセスし、「岡山県の小学生を今日中に絶対一人殺します」と書き込み、偽計業務妨害容疑で逮捕されました。

【事例】2008年7月
岡山県内の少年が、携帯電話からインターネットの掲示板にアクセスし、「7月27日、日曜日」というタイトルで「名古屋駅表で無差別殺人を決行します」と書き込み、偽計業務妨害容疑で逮捕されました。

ゲームサイトの中にも危険な人物が潜んでいます。

岡山県内の犯罪事例 【事例~ゲームサイトのチャット】2009年12月
岡山県内の公務員が、大手ゲームサイトのチャット機能を利用し、サイト内で使える架空の通貨と引き換えに、女子中高生に胸や下半身の写真を送らせていました。また、10代の男子のふりをして携帯メールで会う約束をしてホテルに連れ込み、わいせつな写真を撮影しました。
全国で100人くらいの女子中高生が被害にあい、「ネット上に名前と学校名を載せ、学校にも送る」と脅迫されていました。

直接会わなくても被害にあうことがあります。

【事例~携帯電話の出会い系サイト】2006年7月
岡山県などの女子中学生が、携帯電話の出会い系サイトで知り合った大阪府の会社員の男にだまされ、携帯電話のメールで裸の写真を送らされました。
男は、女子中学生のふりをして相談をもちかけ、言葉巧みに写真を送らせ、裸の写真を受け取ると「中学校に写真をばらまく」と少女らを脅迫していました。

直接会わなくてもお金をだまし取られることがあります。

【事例~携帯電話のゲームサイト】2010年11月
24歳の男性が、携帯の会員制ゲームサイトで知り合った岡山県内の女子高校生とメールで関係を深めて、結婚話を持ちかけた上、「入院費が必要」などと言い金をだまし取ったとして大阪府内で逮捕されました。

男子が被害にあうこともあります。

【事例~SNS】2016年9月
岡山県内の公務員男性が、女性に成りすましX(エックス※旧Twitter)で知り合った男子高校生に裸の写真を送信させた後、呼び出しわいせつな行為をし、同様の手口で再度呼び出そうとしたとき、男子生徒が拒否したところ脅迫メールを送り面会しようとし逮捕されました。

【事例~SNS】2016年6月
岡山県内の会社員がX(エックス※旧Twitter)で知り合った男子高校生に現金を渡し、わいせつな行為をしたとして逮捕されました。岡山県警によるサイバーパトロール中に、X(エックス※旧Twitter)上で援助交際を求める男子の書き込みを見つけて補導し、過去の犯行が明らかになったとのことです。

【事例~携帯電話の出会い系サイト】2011年5月
岡山県内の宗教団体職員が、携帯電話の出会い系サイトを通じて知り合った男子高校生に数万円を渡し、いかがわしい行為を行い逮捕されました。

知っている人だから安心とは限りません。

【事例~無料通話アプリ】2017年4月
岡山県内の未成年の男性が無料通話アプリLINEで、連絡を無視されたことに腹を立て、知り合いの未成年の女性に対し「殺したる」などと脅迫のメッセージを送り脅した疑いで逮捕されました。

【事例】2011年9月
岡山県内の公務員が女子高校生より相談を受けた際に、体を触るなどのわいせつ行為を行いました。この公務員は、携帯電話の連絡先を女子高校生と交換、メールで相談場所を伝えるなどしていました。
同様の事件が別の公務員により、岡山県内で10月にも発覚しています。

思わぬことで高額な請求をされることがあります。

【事例】2013年6月
小学生が親のクレジットカードを無断で使い、インターネットでオンラインゲームのゲーム通貨を購入し、親にクレジットカード会社から約30万円という高額な請求書が届きました。

自分の裸の画像を送ってしまう

【事例】2013年
男子中学生が、SNSで知り合った別の中学校の女子生徒から裸の画像を送られ、求められるままに自分の裸の画像を送ったところ、実は、相手は同じクラスの男子生徒であり、そのことが発端でいじめに発展しました。

【事例】2013年
女子中学生が、同じ学校の同級生の男子生徒に自分の裸の画像を送り、男子生徒にも裸の画像を送らせました。

【事例】2012年
男子小学生が、クラスの女子に対し、面白半分にふざけて自分の下半身の画像を送りました。