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ケータイ・スマホの使い方チェック!

子どもが自分でできるケータイ・スマホの使い方チェック! 自分でケータイ・スマホの使い方をチェックしてみよう!あなたは何個当てはまるかな?
チェックした数を数えてみてくださいね。
このページの下には、あなたへのアドバイスもありますよ。

⇒印刷して使用できる「ケータイ・スマホの使い方チェック!」はこちら

ネットリテラシー「情報を読み取る力」

ネット上の情報は、行政や企業などの公式サイトもあれば、個人のブログもあれば、匿名のうわさ話もあれば、色々です。気軽に発信できるため、確かな情報もあれば、いい加減であやふやな情報もあります。それを読み取る力が無いと、だまされたり、自分が加害者になったりしてしまう場合もあります。
以下の項目に当てはまるかチェックしてみましょう。

ネット内の情報は、だいたい正しいと思っていて、うのみにしてしまう。
オークションや通販などのサイトで、「今だけお得!!」や「50%OFF」などと表示されているレアアイテムを見ると、つい購入してしまうかもしれない。
「有名人が悪いことをした」などの情報があると、「いいね!!」を押したり、リツイートしたりしてしまうかもしれない。
「○○川の河口付近でワニが捕まえられました。みんなに教えてあげて。」などの情報を見ると、拡散しようとしたり、「随分でかいワニだな」などとその情報を信じて書いているかのようなリプライ(つぶやき)をしたりしてしまうかもしれない。
オンラインゲームや無料通話アプリなどで知り合った人に色々と相談しているうちに仲良くなったとして、ある日「会おう」と言われたら、会いに行くかもしれない。
ネットモラル(発信する力)

ネットは「公共の場」です。「公共の場」というのは、仲の良い人もいれば、単なる知り合いもいれば、見ず知らずの人もいる場所です。リアルの空間に例えると、公園、駅、バス停、ショッピングモールなどです。直接メッセージをやり取りするのは最初のうちは「直接知っている人」だけかもしれません。
しかし使い続けていくうちに、オンラインゲームなどで知りあった人、SNSでフォローした人、フォローしてくれた人、ハッシュタグで検索した人など、「直接会ったことのない人」も、あなたの発信する情報を読むようになります。
さらに、その人たちの「友達」も読むようになるかもしれません。
以下の項目に当てはまるかチェックしてみましょう。

たまたま拾った空っぽのビール缶やたばこの箱を手に持って撮影し、ウケ狙いでふざけて友達に送ってしまうかもしれない。
友達とのカラオケが盛り上がったのでストーリーズに上げたくて、友達に許可なく上げてしまうかもしれない。
直接であれば冗談で流せるような「死ね」などのネガティブな言葉を、ネット上でも使ってしまうかもしれない。
友達の動画が、アプリをフル活用して滅茶苦茶「盛れてた」のが可笑しくて、つい本音で「あの子盛りすぎじゃね?」とコメントしてしまうかもしれない。
掲示板やSNSは匿名だったり友達限定公開なので、仲間内で盛り上がるためには、多少話を盛ったり、ウソを書くことが必要だと思っている。
直接は言いにくいような相手に否定的な事でも、ネットだと気軽に書いてしまうかもしれない。
ネットは匿名性が高いので、人に見られて恥ずかしいことでも、ネットだからこそ気軽にできる。
知り合いとの関係(関わる力)

身近な人との関係も、ネット込みでの関りが加わると、気を使うことが増えます。一対一で直接会っている時と友達の輪の中にいる時とネットの中でやり取りするときとでは、相手への伝わり方も違うし、相手から伝わってくるものも違います。
このように、今の社会は世の中から「直接のコミュニケーション」が減っているので、コミュニケーション能力が育たないまま成人期を迎えてしまう可能性があります。
以下の項目に当てはまるかチェックしてみましょう。

友達のおうちの人に電話して、取り次いでもらった経験がほとんど無い。
謝罪、お願い、告白などの少し重たい話は、メールやメッセージでする。
POINT

相手の表情を見なくて済む「メールやメッセージ」は、こちらの言いたいことを一方的に伝えることができるので、気持ちが楽です。相手のお願いを断る側も、楽に断ことができます。それだけ、コミュニケーション力を使わなくて済む反面、コミュニケーション力を身につける場面が減ります。

ネットで人間不信になって、現実の人間関係でも相手が信じられなくなっている。
POINT

現実では人前で表に出さない「本音・本心」を、ネットでは気軽に出すことができます。このため、相手との距離感が現実とは大きく異なります。ネットでの人間関係よりは、現実での人間関係をまずは作っていくのが良いでしょう。

24時間いつでも友達・恋人とつながっていないと落ち着かない。
POINT

スマホは、ヒトといつでも「つながることができる」と感じてしまうことがあります。しかし、相手には相手の生活があります。また、「つながっている」と感じることができるのは「直接のつながり」があるからなので、直接の関係を充実させましょう。

メールの返信が来ないと、「無視されたのか」とか「相手を傷つけたのでは」などと不安になる。
POINT

相手が返信しないのは、忙しくて手が離せないからかもしれません。不安な時は相手の都合の好さそうな時間帯に通話をしてみてはどうでしょうか。

オンラインゲームでチームを組んでいた友達が、あまりに弱くてチームが負けてしまった時、「お前とはもう一緒にやりたくない」と言ってしまうかもしれない。
POINT

オンラインゲームやSNSでの人間関係をリアルの世界に持ち込むと、リアルの生活での人間関係がぎくしゃくしてしまいます。リアルの世界がベースにあり、その上でネットでの人間関係を考えるとよいでしょう。

依存(頼らない力・コントロールする力)

スマホやネットに長い時間を費やす人が増えています。いろいろな便利な機能があるのでついつい使ってしまいがちですが、その分、自分の力を身につける時間が減ってしまっていませんか?自分では「使いこなしている」つもりが、「道具に使われて」いませんか?
以下の項目に当てはまるかチェックしてみましょう。

空き時間ができると、用事はなくてもすぐにケータイ・スマホに手が伸びる。
歩行中や自転車に乗りながらでも、急ぎの用なら止まらずにメールやメッセージの読み書きをする。
夜間や移動中、ケータイ・スマホを見ていると安心する。
むしゃくしゃしたときに、ついケータイ・スマホに手が伸びたり、ネットのSNSなどを見てしまう。
毎日3時間以上ケータイ・スマホを使っている。
「メールやメッセージの返信は5分以内」を心がけている。
着信があるかいつも気になる。
食事中や友達といるときでも、着信があればメールやメッセージを読んだり返信したりしないと落ち着かない。
うわさ話はドキドキするのでついメールを送ったり、ネットに書き込みをしたくなる。
一番大切な連絡手段はメールやメッセージである。
メールやメッセージの言葉の行き違いで人間関係がこじれたことがある。
メールやメッセージのやりとりを長時間続けて夜12時を過ぎることがある。
動画サイトを見ていると時間を忘れてしまう。
ブログやSNSでの情報交換は毎日小まめにチェックしたり書き込んだりしている。
ケータイ・スマホの利用で生活時間が乱れていることは自覚している。
ケータイ・スマホを使う時間を減らそうとしてみたが、うまくいかない。
メールやメッセージだと新しい友達ともすぐに仲良くなれるが、それらがないとなかなか仲良くなれない。

ケータイ・スマホとの付き合い方アドバイス

子どもが自分でできるケータイ・スマホの使い方チェック」であなたのチェックは何個でしたか。全部で何個だからよい、悪いということはありませんが、1つでも当てはまるチェックがあった人は、ケータイ・スマホとの付き合い方を自分なりに考えてみてくださいね。

自分力をつけよう!情報を確かめよう ~ネットでは「読み取る力」が必要~
ネットは半信半疑で使う
意図的なウソもあるし、カン違いもあるし、表現不足もある
ネットで知った人の本当のことは分からない
発信する前にもう一度考えよう ~発信には責任がともなう~
ネットは誰が見ているか分からない(いろいろな立場の人がいる)
何を言うかを発信の前にきちんと考える
画面の向こうの人の気持ちを大切にする
気軽な感想が悪口になる場合もある
なりすましは絶対ダメ
「直接言えないこと」は、書き込まない
ネットやメール、メッセージでの交流は想像力が働きにくい ~見えない世界では慎重に考える~
自分のことをむやみに教えない
「誰かだけとの交流」と思っていても世界中の人が読めるサイトかも
メールやメッセージは気持ちが伝わりにくいから、直接言った方がよい場合も多い
相手の立場で考える
言葉や話題に気をつける
写真は回さない、チェンメはダメ!!トラブルの元
チェーンメールを止めても、他の人には分からない
ネットで知り合った人をすぐに信用し過ぎない
直接の関係を大切にする
ケータイ・スマホに頼って現実から逃げないようにしよう ~ケータイ・スマホ依存に気をつける~
便利で手軽だけど、頼り過ぎない
行き当たりばったりにならないように、常に計画的に頭を使う
ケータイ・スマホ依存に気をつけるぼんやりものを考える時間を大切にする
ついつい時間つぶしに使わない
ケータイ・スマホをうさ晴らしや悪いことには使わない
大切なこと(お願いや謝罪)は直接伝えるなど、友達とは直接の関係を大切にする
直接の会話を大切にして、ケータイ・スマホに頼った付き合いをしないようにする
「自分の時間」を大切にする
ケータイ・スマホを使わないという選択肢も考える
リアルな体験をしよう ~直接の体験で「自分力」を身に付けよう~
直接の体験を大切にする
自分の体を使わなくてはできないことをする
幅広い人とのいろいろな直接の人間関係を持つ
自分で計画して、自分で失敗する体験をする
「先のこと」を想像したり、人と一緒に考えたりする
時にはぼんやりして、いろいろなことを考えてみる

お問い合わせ先

岡山県子ども・福祉部 
子ども家庭課
〒700-8570 
岡山県岡山市北区内山下2-4-6
TEL:086-226-0557 
FAX:086-234-5770

サイト監修

筒井愛知
(TSUTSUI Yoshitomo)
就実大学人文科学部 非常勤講師